過去問演習①
こんにちは。
今回は自分が薬学生時代どのように過去問演習をしてきたのか、についてザックリと書いていきます!
実際に使っていた教材が
薬ゼミの回数別問題集です!
中身の写真を撮りながら、
この問題ではこのように頭を働かせ、
こういったメモを書き入れてました!!
などをここに載せていこうと思ってました。
ですが、
回数別の中身をここに載せてしまうと後々著作権関係で問題になってしまうのではないか、という考えに至り
自分の構想は一旦白紙へ...😱
そこで!
閃きました!!
国家試験の問題をダウンロードし、
無記入の物を利用すれば問題ないじゃないか??
という結論に自分の中では落ち着きました。
そのため今回、
第104回薬剤師国家試験の問題を実際に利用します。
説明しやすい薬理を例に取り上げたいと思います✏️
まずは、必須!!
薬理では上記のように選択肢に
・薬が並んでいたり
・受容体が並んでいたり
・作用機序が並んでいたり
しています。
まず第一に、
問題文を読み、考え、答えを導きます。
ここでは5.ラメルテオンを選びました。
ここで満足してはいけません!!
答えを見る前に、他の選択肢の機序も思い浮かぶことができるかチャレンジします。
1.大脳皮質の機能を抑制するとともに上行性脳幹網様体賦活系を抑制し、催眠・鎮静作用を現す
2.GABAA受容体ーClチャネル複合体に存在するω1ベンゾジアゼピン受容体を選択的に刺激し、GABAA系の抑制機構を行進させ催眠作用を現す
3.オレキシン受容体を阻害し、覚醒を抑制することで催眠作用を示す
4.GABAA受容体ーClチャネル複合体に存在するベンゾジアゼピン受容体を刺激し、
GABAA系の抑制機構を行進させ催眠作用を現す
と思い浮かぶことはできたでしょうか。
もし思い浮かばなくても、
答えを確認すると同時に
思い浮かばなかった薬の機序も一緒に確認します。
更に時間や余裕があれば
その薬にはどういった特徴があるのか、まで一緒に覚えちゃいましょう!
例えば...
1.連用により薬物依存を生じやすく、急激な減量や中止によって禁断症状が現れることがある。
2.ω1選択的のため、ω2ベンゾジアゼピン受容体を刺激による筋弛緩作用は弱い。
処方日数に制限があり30日まで(実務)。
3.オレキシンは覚醒を促進する神経ペプチド。その作用を阻害するため、催眠作用に繋がる。
4.ベンゾジアゼピン系の中では珍しい形をしている→開環誘導体!
生体内で閉環することで作用を示す。
作用時間は短時間型。
5.ベンゾジアゼピン系と異なり、筋弛緩作用,前向性健忘、反跳性不眠、依存性などの副作用はほとんどない。
CYP1A2などで代謝を受ける→フルボキサミンとの併用は禁忌!
この程度の軽い内容でいいので一緒に押さえておき、
今後別の問題を解いた時などに同じ薬の名前を目にした際、
さっきの内容を思い出せるかチャレンジしてみましょう!
思い浮かぶことができたらそのままスルー。
もし、なんだっけ??と自信がなかった場合
や
全く思い出せなかった場合
は
該当の問題ページを開き用語の確認をしましょう。
これを繰り返すだけで知らぬ間に、
機序や特徴が頭に染み付いているはずです!
今回は薬理を例に取り上げましたが、
他の科目でも同様の方法で問題演習を進めていきましょう。
最初の一周や二周目は用語の説明を自分なりにまとめたり、工夫してメモとったりすることで時間はかかってしまいますが、
着実に周辺も一緒に知識が定着していきます!
続いて理論!
といきたかったのですが、
文字数も多くなりそうだったためここで一旦区切らせていただきます。