調剤併設型ドラッグストア勤務、ひよっこ薬剤師のメモ帳!

薬剤師国家試験に向けた勉強方法や就職に役立つ情報を提供!

ドラッグストアはこんなところ!就職先としてドラッグストアを考えている人へ!

 

 

こんにちは、ひよっこ薬剤師です。

 

 

今回は私が

ドラッグストアをどうして選んだのか、

ドラッグストアに勤めて経験をしたこと、

などをまとめていきます。

 

 

☑️就職先を考えている薬学生

☑️転職先を考えるいる薬剤師

☑️薬剤師を夢見ている次世代

 

に少しでも参考になれば幸いです。

 

 

目次

~ ドラッグストアが就職先の候補へ ~

私は大学入学前からずっと、病院薬剤師を目指しておりました。

 

その頃の私は、

収入よりもやりがい、や、若いうちにしかできない経験を病院で積みたい!!そんなことを考えておりました。

 

そんな私は現在、当時全く考えていなかったドラッグストアへ就職し、勤めております。

 

なぜドラッグストアという選択肢を選んだのか...

 

☑️給料が高い

☑️OTC医薬品、健康食品、介護用品に詳しくなれる環境

 

など、他にも色々とありますが、ドラッグストアに魅力を感じたきっかけは収入面です。

 

そこから、OTC医薬品、健康食品、介護用品に詳しくなれる環境であり、セルフメディケーションに携わることができるなど、ドラッグストアならではの魅力を感じ、より興味を持ちました。

 

もう少し気になるという方は、こちらを参考にしてください。

www.wwwytrt-tera.work

 

 

~ やりがいよりも収入の選択 ~

生活を送っていく上で、お金は大切です。

 

奨学金を借りて薬学部に通っている人も多くいることでしょう。

 

実際に私も奨学金を借りて薬学部に通っていた1人です。

 

2年生から6年生までの5年間、計6,000,000円を利子有りで借りました。

(利子有りと利子無しの併用で借りる際、手続きが二重で申請しなくてはいけなくめんどくさかったため、利子有りのみで借りました。今思い返すと、手続きがめんどくさくても併用で借りておけばよかったです...)


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奨学金返済だけならば、病院の給料でも上手くやりくりすることで不自由のない生活を送ることが可能でしょう。

 

ですが奨学金の他に、将来結婚し家庭を築き、子どものいる生活を想像した時、よりお金が必要になると考えました。

 

自分の意思の弱さから、やりがいよりも将来の生活を見据え入社時の給料が高いドラッグストアを選びました。

~ ドラッグストアへの入社を控え ~

ドラッグストアに入社する前の私は、今よりもギラギラにやる気が満ち溢れていました。

 

目先の業務では、

セルフメディケーションに積極的に介入するため、OTC医薬品や健康食品などの知識を吸収したい!!

 

キャリアアップでは、

入社後に直ぐ薬局長、ブロック長などへ出世したい!!

 

といった目標がありました。

 

目標を持つことで人は成長し、一回り大きくなることができるでしょう。

~ ドラッグストア入社後 <1年目>~

<配属店舗>

リクルーターとして学生の対応をしていると、どのような店舗へ配属されるのか気になるという質問を受けることも多いです。

 

私が入社時に配属された店舗は、実務実習指導薬剤師を修得されている方が2名在籍しており、常に実習生を引き受けている店舗でした。

 

そのため教育に関しても不満無く、自分の理想以上の店舗へ配属されました。

 

処方せん枚数も日によってバラツキはありますが、80~120枚とある程度しっかりと枚数は集まります。

 

また、面として受けているため様々な処方せんの対応することができ、片寄りなく経験を積むことができました。

 

 

<セルフメディケーション>

調剤併設型のドラッグストアに入社したため、1日の大半の業務は調剤業務です。

 

ドラッグストアということから、研修でもOTC医薬品や健康食品、介護用品をしっかりと学びます。

研修以外にも、店舗で先輩方から学んだり、お客さんから学ぶこともあります。

 

しっかりと知識を得られる環境だからこそ、1年目からも比較的多くのお客さんへ携わることができました。

 

調剤業務をメインでやっていて、どういった時にOTC医薬品や健康食品、介護用品の接客をすることになるのか、疑問に思うことでしょう。

 

それは、服薬指導時に相談を受けたり、処方せんが途切れ薬歴を書いている時にお客さんから話しかけられたりすることで接客へ繋がります。

 

基本はフロアに登録販売者といわれる方や店舗によっては薬剤師がいらっしゃるため、その方々が対応してくださります。

 

そのため、商品棚の前で悩んでいらっしゃるお客さんへ自ら声かけることは少ないです。

 

 

<収入>

繁忙期の関係から、月によって残業時間のバラツキがあります。

これまでに多くても10時間越える残業は経験がありません。

一番短くても1時間程度の残業でした。

 

残業によって多少変動がありますが、手取りは30万円前後です。

 

社会人1年目は実家にいたので、奨学金を返したり大きな買い物をしても、150万円程度貯金をすることができました。

 

実際に収入面で不満が溜まることはありませんでした。

 

 

<キャリアアップ>

1年目も終わりを迎える頃、同期入社の数名が薬局長へ昇進しました。

 

私も同じ時期、薬局長への話が舞い込んできました。

 

入社前は、どんどんキャリアアップし、出世したい!!と考えていたので、入社前の私にとっては絶好のチャンスでした。

 

ですが声がかかった頃の私は、薬剤師としての成長,ビジョンが変わっておりました。

 

どう変わったか。

 

☑️多くの処方せんに携わり、患者対応の引き出しを増やす

☑️他店舗へ応援に行き、人脈を増やしたい

 

などの変化がありました。

 

薬局長になってからでも多くの処方せんには携われます。

ですが、大手のドラッグストアではまず、一人薬剤師の店舗を任されることが大半です。

 

それが何を意味するかというと、管理薬剤師も兼任します。

また、一人薬剤師のため、処方せん枚数も一人で対応できる程度しか応需しません。

 

管理薬剤師の兼任は、他店舗への応援が完全にできなくなることを意味します。

(ただでさえ一人の店舗のため、応援に行くよう上からの指示も入りませんが...)

 

せっかく薬剤師になったので、多くの患者さんに対応したい強い気持ちがあります。

今後何十年と薬剤師をやっていくため必然と対応件数は増えますが、若く体力のある時にたくさんの処方せんを捌きたい、そんな気持ちが今でもあります。

 

 

<その他業務>

調剤業務の他に、いくつか業務の依頼が舞い込んできました。

 

リクルーターとして、会社説明会や合同説明会に参加、インターン対応。

 

チューターとして、内定者へ勉強をサポート。

 

このような調剤業務以外の仕事を行うことで気持ちのリフレッシュができ、より充実した日々を送ることができていました。

 

 

~ ドラッグストア入社後 <2年目> ~

<配属店舗>

大手に勤める以上、異動は必ずあることでしょう。

 

私が入社2年目の時、自宅の近くの店舗で欠員が出るため異動を命じられました。

 

完全に門前として機能している店舗で2つの病院からの応需がメインで、80~100枚程度来るような店舗でした。

 

そこでの業務のお陰で門前の良さも知ることができ、薬剤師としても、ヒトとしても成長できたターニングポイントとなりました。

 

 

<キャリアアップ>

ありがたいことに2年目の途中にも何度か、薬局長への昇進のお声を掛けてくださりました。

 

ですが改めて自分自身の考えを伝え、まだ一般社員でいたいとお願いしました。

 

経験も浅く、会社へ還元できるようなことが何一つない私の我が儘を聞いてくれている上司たちには、今もとても感謝しております。

 

 

~ おわり ~

研修では調剤業務の他にOTC医薬品なども学ぶことができました。

多くの商品が身近にあるため、知識もしっかりと吸収でき、お客さんにあった商品を提案することができるようになります。

 

理想としていた、調剤業務と平行してセルフメディケーションにも携われています。

セルフメディケーションだけに止まらず、介護用品の知識も身に付くため、在宅業務時にも役立ちます。

 

収入面も、業務内容を考えると満足いく金額がもらえております。

 

皆さんも、自分が納得できる就職先を選ぶことで、毎日が充実し楽しく仕事ができることでしょう。